ティラノサウルスの凄さ③

ティラノサウルスの体重は、最大のものだと9トン近くと見積もられており、これは現代のゾウの約1.5倍です。
そんな重い体を2本の脚で支えているのであまり速く走れなかったのではないかと言われています。

しかし、ティラノサウルスの足の甲の部分は「アークトメタターサル」と呼ばれる特別な骨格構造をしています。

左がティラノサウルス、右が一般的獣脚類(アロサウルス)の脚。
足首の部分で3本の中足骨(足の甲の骨)が
2つにまとまっているか、3本バラバラかの違い。
Ballista & James St. John, CC BY-SA 2.0, via Wikimedia Commons

この構造は「ティラノサウルス科」の他に「オルニトミモサウルス科」と呼ばれるグループなど、一部の恐竜だけが持ってる特徴です。


オルニトミモサウルス科と言えば「ダチョウ恐竜」とも呼ばれ、
最高時速80kmで走るとも言われる恐竜界最速のグループ。

つまりティラノサウルスは、最速の恐竜と同じ足の構造をしていたわけです。

「9トンもあるから走れない」と書きましたが、それは最大級に
成長しきったティラノサウルスです。
言ってしまえばティラノサウルスのおじいちゃんおばあちゃん。
おじいちゃんが走れないのはしょうがないじゃないですかw

ティラノサウルスは若い頃はとても足が速かったのです。

彼らは脳も発達していたので
足の速い若者が獲物を追い込み、隠れていた大人が強力なあごでかみ砕く――
というようなタッグを組んで狩りをしていたのではないかという説もあります。

怖いですね~。


2件のコメント

  1. もし群れで生活していたら、噛む力6トンのライオンみたいなもんか


コメントする