カルカロドントサウルスの名前の「カルカロ」はギザギザ、
「ドン」は歯という意味なので「ギザギザの歯をもつトカゲ」という意味になります。
そして、サメのパニック映画でも有名な「ホホジロザメ」の学名が「カルカロドン」となっているので、「サメの歯を持つトガゲ」とも言えるのです。
ティラノサウルスの歯はバナナのように太いのに対し、カルカロドントサウルスの歯は(サメの歯のように)薄い。
これは肉を切り裂き、獲物を出血死させるのに便利だったと考えられおり、積極的に狩りをするハンターだったことが伺えます。
実はカルカロドントサウルスは頭骨しか発見されていません。
そこで、全身の復元は近縁種のギガノトサウルスを参考にしています。
顔の長さは1.5mと予想されおり、これはティラノサウルスの顔の大きさを超えています。
ということは、全身の大きさもティラノサウルスを超えていたかもしれませんね。
カルカロドントサウルスの歯の化石は比較的広い範囲から発見されており、ティラノサウルスが誕生するまでの間は彼らが恐竜界の頂点捕食者だったのかもしれません。