ヴェロキラプトルの特徴であるシックルクロー。
少し恐竜に詳しい人なら、このカギ爪がヴェロキラプトル特有のものではなく「ドロマエオサウルス科」ならばみんな持ってることを知ってるかもしれません。
ドロマエオサウルス科はヴェロキラプトルの他にデイノニクスが有名ですね。
![](https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/8/83/Deinonychus_foot.jpg/321px-Deinonychus_foot.jpg)
FunkMonk (Michael B. H.), CC BY-SA 3.0 https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0, via Wikimedia Commons
あと「○○ラプトル」という名の恐竜の多くはドロマエオサウルス科です。
(最近映画に出てきたピロラプトルやアトロキラプトルなど)
ところが、実際にシックルクローを持ってる恐竜のグループはもう少し広くなります。
例えばトロオドンの仲間にもあるんです。
![](https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/3/3d/Stenonychosaurus_skeleton.jpg/640px-Stenonychosaurus_skeleton.jpg)
Scott Hartman[2], CC BY 2.5, via Wikimedia Commons
これらをまとめたグループには「原鳥類(パラベス)」という名前がついています。
そして、なんと現在の鳥類もこのグループに含まれます。
下の図を見てもらうと分かりますが、ヴェロキラプトル達は、もうほとんど鳥なんですね。
![](http://kyoryukan.net/wp-content/uploads/2022/09/hobotori-759x1024.png)
※原鳥類のすべてがシックルクローを持ってるわけではありません