パキケファロサウルスの頭骨は、てっぺんが出っ張っていて
とても分厚い骨になっています。
この特徴的な頭は何のために進化したのでしょうか。
まぁ、ほぼ間違いなく武器として使っていたのでしょう。
現在の牛や鹿の仲間は角を武器として使っています。
ただし、角の短い牛の場合はほとんど頭突きになってますね。
パキケファロサウルス達も同じように攻撃していたのではないでしょうか。
しかしその後の研究で、パキケファロサウルスは意外と首の骨が弱く、本気で頭突きをすると脱臼してしまうということが分かってきました。
実際はどうだったんでしょうね。
首の骨が弱いとは言え筋肉がモリモリ付いてたかも知れないし、この辺は想像するしかありません。
また、あの頭は異性の気を引くための飾りだという説もあります。
ニワトリのトサカみたいなものですね。
もしかしたら、より目立たせるために頭の回りに羽毛が生えていて、カッパのような顔をしてかもしれません。
実はパキケファロサウルスの化石は、頭骨以外はあまり見つかっていません。
そこでステゴケラスという似たタイプの恐竜の骨格から全身像を想像してるに過ぎないんです。
まだまだ謎の多いパキケファロサウルスですが、皆さんはどんな姿を想像しますか?
「誰も答えを知らないからいろんな想像ができる」
これが恐竜の面白味のひとつです。