バリオニクスという名前は「重い爪」という意味です。
名前の由来は、他の指に比べて大きい親指の爪。
熊のように魚を取るのに使ったのか、ケンカするときに使ったのか……
詳細は分かりません。
また、「手の親指」と言ったらイグアノドンですよね。
指自体が大きなトゲのような形をしており、いつも「いいね!」って言ってるみたいですね。
実は親指が特徴的な恐竜は彼らだけではありません。
ブラキオサウルスなどの竜脚形類も然り。
このフロアのトゥリアサウルスを見てみて下さい。
一見指が無いような前脚ですが、親指の爪だけ飛び出しています。
これだけ違う種類の恐竜に「親指だけなんか特別」という共通点があるのもおもしろいですね。
ちなみにティラノサウルスは二本指ですね。
肉食恐竜は進化すると指の本数が減っていく傾向にあるんですが、ティラノサウルスの指は親指と人差し指なんですよ。
そこまで指を退化させても、親指だけは残っているんです。
さらに進化した現在の鳥はと言うと……
実際に翼を支えているのは人差し指ですが、骨を見ると指が3本あり、親指もちゃんとあります。
今度「手羽先」を食べるときに注意して見てみて下さい。