どうやら恐竜の世界では派手なオスがモテてたようですが、全てのメスが派手好きだったのでしょうか?
恐竜に好みを聞くことは難しそうですが、こんな面白い研究報告があります。
グッピーという熱帯魚をご存知ですか?
メスは地味ですが、オスは派手で大きな尾ビレを持っていて、いろんなカラーバリエーションがあります。
グッピーの世界でも基本的には派手なオスが人気です。
食べたものが体の色に影響を受けるので「カラフル」=「しっかり餌を食べてて健康」と判断されるようです。
そして面白いことに、グッピーのメスには個体ごとの好みがあるそうなのです。
なんと色覚にそれぞれ個体差があり、色の見え方が違うようで、それにより個体ごとに好きなオスの見た目に差があるのだそうです。
また、一定の割合で「地味なオス」を好むメスもいるとのこと。
おそらく「地味な方が敵に見つからず、確実に遺伝子を繋いでいってくれる」と考えているのではないかと言われています。
このように、メスの方に好みがあるからこそ生物には「多様性」が生まれるのです。
中生代終盤になっても地味な恐竜はいました。
これはもしかしたら、恐竜の中にも地味好きなメスがいたからなのかもしれませんね。