メスの好み

どうやら恐竜の世界では派手なオスがモテてたようですが、全てのメスが派手好きだったのでしょうか?

恐竜に好みを聞くことは難しそうですが、こんな面白い研究報告があります。

【グッピー】
Melanochromis, Public domain, via Wikimedia Commons

グッピーという熱帯魚をご存知ですか?

メスは地味ですが、オスは派手で大きな尾ビレを持っていて、いろんなカラーバリエーションがあります。

グッピーの世界でも基本的には派手なオスが人気です。

食べたものが体の色に影響を受けるので「カラフル」=「しっかり餌を食べてて健康」と判断されるようです。

そして面白いことに、グッピーのメスには個体ごとの好みがあるそうなのです。

なんと色覚にそれぞれ個体差があり、色の見え方が違うようで、それにより個体ごとに好きなオスの見た目に差があるのだそうです。

また、一定の割合で「地味なオス」を好むメスもいるとのこと。

おそらく「地味な方が敵に見つからず、確実に遺伝子を繋いでいってくれる」と考えているのではないかと言われています。


このように、メスの方に好みがあるからこそ生物には「多様性」が生まれるのです。

中生代終盤になっても地味な恐竜はいました。

これはもしかしたら、恐竜の中にも地味好きなメスがいたからなのかもしれませんね。


2件のコメント

  1. 「色覚の個体差が繁殖に影響することがある」という研究はこれを見て初めて知り感心しました。
    ただ、「地味なオスを好むメス」は「地味な方が敵に見つからず、確実に遺伝子を繋いでいってくれる」といった正確な推測や思惑に基づいてい動いているというより、それこそ珍しい色覚の持ち主であるとか、”本能的な”性的趣向が一般的な個体と異なるといったこと等に起因している可能性の方が高いのではないでしょうか?地味なオスが本当に生存に優位な場合に選ばれているかも分かりませんし。

    1. たしかに「考えている」という表現はちょっと適切じゃないかもしれませんね。

      地味好きなメスがいたとして、生まれた子供は地味めだったおかげで生き残り──
      親の趣向を受け継いだ結果、一定数「地味好き」の個体がいるの状態になったのでしょうか。


コメントする