肉も食べてた！？

ここに展示されている角竜達は、ちょっと怖い顔をしていますが歴とした「植物食」の恐竜です。

当時ふんだんに生えていたシダやソテツなどの葉を食べていたと考えられています。

しかし、トリケラトプスなどの一部の角竜は「たまには肉も食べてたかもしれない」と考える専門家もいます。

と言っても、襲ってきたティラノサウルスを返り討ちにして食べるわけではなく、トカゲや昆虫などの小動物を食べていたのではないかと言う話です。

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現代にも植物と肉の両方を食べる雑食の動物は多数存在します。

例えば「リス」と言ったらドングリなどの木の実を食べているイメージが強いと思いますが、ときどき昆虫を食べることもあるそうです。

他にウサギやシカなども基本的には植物食ですが、冬場の餌が少ない時期などに虫や動物の死体を食べることがあります。

植物だけでは摂取しきれないタンパク質やミネラルを補うためと考えられています。

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現代の生物を見ると、植物食の生物はほとんどが群れで生活しています。

陸生最強のゾウやカバもそうですね。

もしトリケラトプスも群れで生活していたのであれば、何頭分もの化石がまとまって見つかることがあってもいいはず。

しかしトリケラトプス（というかカスモサウルス亜科）の化石は今のところ単体でしか発見されていないので、単独行動していた可能性が高いと言われています。

それも「トリケラトプスが肉を食べてた」と考える理由のひとつになっています。

実際のところどうだったかはまだ分かりませんが、あの巨体と鋭いクチバシを見れば、何を食べててもおかしくなさそうですね。