角竜の歯

角竜達は恐竜時代の後半に誕生し、白亜紀後期に数を増やしました。

トリケラトプスやトロサウルス、パキリノサウルスなどは、隕石で恐竜が絶滅する瞬間まで生きていました。

ブラキオサウルスやステゴサウルスなどの有名な植物食恐竜が生きていた時代から、角竜が出現するまでにはなんと一億年近くが経過しています。

ジュラ紀の植物食恐竜ブラキオサウルスとステゴサウルス

この間に恐竜達は様々な進化をしたわけですが、同様に植物たちも進化しました。


皆さんは草で手を切ったことがあるでしょうか?

細長く尖った葉を持つイネ科の植物は、葉のふちに非常に細かいガラス質の「プラントオパール」という物質でできたギザギザがついていて、それがノコギリのように触ったものれを傷つけます。

プラントオパールはイネ科だけでなく他の植物にも含まれており、葉や茎を固く丈夫にするのに役立っています。


白亜紀の前半に誕生した皮子植物(花を咲かせる植物)は、白亜紀末期には植物全体の5割ほど、現在では9割を占めるほどに繁栄しました。

この皮子植物は、それまでの裸子植物よりもプラントオパールを多く含むため、植物を食べる動物達は進化を迫られました。

一説では、ステゴサウルスの仲間たち「剣竜類」は、プラントオパールを多く含む植物の進化に適応できずに滅んだと言われています。


白亜紀になって進化を遂げた角竜や鳥脚類は、デンタルバッテリーという構造の歯を持っていました。

これは小さな歯がたくさん折り重なって、ひとつの大きな歯のようになっています。硬い植物を食べてすり減っても、下からどんどん新しい歯が生えてくるのです。

トリケラトプスは800本もの歯を持っており、それらは約3ヶ月ごとに生え替わったと言われています。(しかし、使用される歯は先端の1列だけ、他は控えの歯)

プシッタコサウルスのような原始的な角竜にはこのような構造が無く、植物の進化に対応するために獲得したものだと考えられています。


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